低身長症の息子の成長ホルモン治療を開始 治療に要する期間や保険適用の年齢があるなんて知らなかった~
私は身長が160cmちょいと男としては身長が低いです。
私の親は私よりも低く両親ともに160cm以下となっています。
そして嫁も身長が低く150cmもありません、そして同様に嫁の両親の身長も低いです。
身長に関しては、遺伝の影響は大きいと昔から革新していましたが、何世代にも渡り身長が低く生まれた夫婦の子供である我が子達も同様に身長が低いのです。
幼稚園に入るよりも前から同じ年のことの体格差がすでに有り、それは成長とともにその差が広がっていき年虫や年長になる頃には実年齢に対して2~3年小さく見られていました。
なので、実際には身長以外に関しては、一般的な成長をしているので病院など子供のことを知らない人たちがいる場所に行くと、実際には5才児なのに2才児の子がやけに聞き分けよく静かに順番待ちをしているように思われて感心されることが多々有りました。
子どもたちが生まれる前から、自分たちに子供の身長が低くなるであろうことは予測をしていましたが、やはり小学生付近になってくると明らかに周りに比べて背が小さいことから
身長のことをからかわれるようになるのです。
しかし、この点は私達夫婦も自分たちの子供時代に経験しているので予想通りのことではあったのですが
自分たちと子供(特に長男)とで違うのは、友達にからかわれた時の対処法が違うため悩むようになりました。
どんなことかというと、私は子供の時から自分が周りに比べて背が低い事は理解していて仕方がないことだと諦めていましたw
なのでどうしようと伸びないものは伸びないのでからかわれるのは面倒なので、相手調子に乗ってマウントを取ってくる前に、背が低い事を笑いに変えて”嫌がらせがいが無い”という状態にしていきました。
例えば、低い場所があって周りがくぐって通るような場所があったときも「俺は低いから余裕だぜ~!」とかがまないで通れることを自らネタにして走り回ったり、当時は意識せずにノリツッコミ的なので自虐ネタにして周りからのイメージを「背の低いやつ」から「面白いやつ」に変えて、クラスでも一定のポジションに付くことができました。
なので身長が低いということ自体は男としてやはり嫌だなという気持ちはありましたが、おちょくられてストレスを抱えて悩むという感じではなかったのです。
あと自分の周りには自分より背は高いものの、低めのやつも何人かいたから1点集中という感じにはなってなかったのかな?
しかしうちの息子は、非常にナイーブで冗談も冗談として受け流せず全てをまともに受け取ってしまうので私が想像するよりもひどく傷ついてしまうのです。
時には、そのせいで学校に行きたくないという日もありました。
身長に関しては、低くても生きてく上で死ぬほど困ることは無いけれど、やはり身長が高い方が良いことのほうが多いので、高くなれるならその方がいいです。
そんな時に低身長症の治療が保険適用でできるらしいという話を聞きました。
ただ誰でも受けれるものではないらしく、検査をして平均身長やホルモンバランスなどのデータを元に一般的な身長に比べて問題があると判断された時に受けられるというのです。
しかし受ける前から、周りの子供達を見ていれば大きく平均身長を下回っているのは知っていましたが、どうやら治療の際には何年間も毎日駐車を打ち続けなければならないと聞き、子供には可愛そうかなと思い、子供に「注射をしたら大きくなれるかもしれないけどどうする?」と聞いていましたが、子供からしたら当然注射を喜んで打ちたいとは言うわけもなく、そのまま何年も過ぎていきました。
しばらく経ってみて、久しぶりにまた学校で身長のことでいじめられたらしく、今回は身長のことに加えて他のことでもいじめられたとかで今まで以上に傷ついていました。
ただいじめられてしまうのはうちの子供自身にも改善するべき事はあって、嫌なことをされてもはっきりと嫌と言えずに黙って嫌がるような感じなので余計にいじめられやすい感じなのです。
おちょくられると言ったことは、子供のときだけでなく大人になってもあることなので、そんなことでいちいち落ち込むことがないように強い心を持つようになってほしいと思いつつ、やはり話を聞くと自分の身長が低いことがその自信をなくさせているようにも思えたので、改めてホルモン注射の話をして合意の上で病院に検査に行くことにしました。
後日検査結果を聞きに行くと、その病院での検査判定的には重症の低身長ということでした。
「重症」って!!という感じですが、思っていた以上に平均身長から見て低かったみたいですね。
でも先生曰く、身長的には重症の判定だけど、ホルモン状況を見ると伸びる見込みがあるように見えるといった事だったので治療を受けることにしました。
そしてその治療が、最初に載せている写真にある「注射」なのです。
最初に想像していた一般的な注射器というよりも、スタイリッシュ?な感じの注射器で中の薬も12日周期で交換するといったもので、その間は注射器内に液体を残したまま冷蔵庫に保管します。
注射針は毎日新しいものに交換して注射します。
毎日注射するものだけにコチラの注射は初回は病院での講習がありますが、2回目からは自宅で親が子供に注射をしなければいけません。
通常の注射自体は難しいことはないのですが、12日を終えて薬を交換する時の作業が面倒なようです(私はまだこの作業をやっていないので分からないんですが)
そしてこちらの注射ですが驚くことに「5年間毎日」打ち続けなければならないんです!
そして保険適用が15歳までなので、遅くとも10歳には治療を始めなければ経済的にも負担になってしまいます。
うちはギリギリ保険適用の範囲で治療を続けられそうで良かったです(最初は5年もかかることや15歳までって知らなかったから危なかった~)
実際この注射を続けることで身長が伸びるのかわかりませんが、この治療によって身長が伸びたという事例も多いようなので期待しています。
病院の先生が言うにはその病院では治療を受けたこの殆どが165cm以上にはなっているということでした。
この程度では大きいとは言えないけれど、一般的な身長になって身長のことでストレスを感じないぐらいになってもらえたらいいなと思います。
自分が子供のときにもこんな治療が受けられたら、自分ももしかしたら170cm以上になれたんじゃないかな~と思うと羨ましい。
続く二人の子供も確実な低身長なので、同じく治療を受けるか長男の様子を見ながら考えようかと思います。