親目線ブログ マーケティング学習ログと時々子供や家族とのこと

「新・漂流家族 2019夏」義人さんの血の繋がっていない息子への愛情の深さが本当に凄い

私の思うこと

フジテレビのドキュメンタリー『ザ・ノンフィクション』ですが、色々と考えさせられ勉強になることも多くよく見ているのですが
8/11&18日の2週連続で放送された「新・漂流家族 2019夏 ~美奈子と夫と8人の子供~」が最近のドキュメンタリーの中でも凄く良かったですね。

大家族系の内容になるのですが、美奈子さんはあの林下清志氏の大家族を追った『痛快!ビッグダディ』で有名になった女性です。
ビッグダディとの2011年の結婚の際に28歳ぐらいで既に5人の連れ子でした。

ビッグダディとの間に第六子が生まれて、その後2013年に離婚し、2015年に元プロレスラーの佐々木義人氏と結婚。
そして2017年に第七子、第八氏が生まれての計8人の子供を持つ家族となっているわけです。

今回のドキュメンタリーで扱うメインテーマとして、再婚した佐々木義人さんとの生活に対して思春期の長男&長女がギクシャクしてしまい、この子育て問題に対して美奈子とも対立してしまうというような内容になっていた。

長男の星音は、家庭環境の複雑さに加えて経済的な問題もあって、本当は普通の高校に通いたかったけど通信制の高校に通うしか無かったという不安を打ち明けたりと同情してしまう点もあったが、自分が働いたりしない事を何かを言い訳にして正当化しているように感じた。

「将来やりたいことが分からない」というのが根底にあり、目標を持って頑張れないというものだったが、これに関しては実際同じような理由で引きこもりになってしまっている子供はきっと多いのではないかなと思った。

自分の小学生の息子に関しても、これは同様に何か目標にするものが無いので、勉強など頑張る気が起きないといった感じを感じる。
だけど自分に置き換えてみても、自分が何かをやりたいと思ったのは中学三年の時に映画を見ていて「CGって凄い!」と思ってCGに興味を持ったのが初めてだったし、小学生にそこを強く求めすぎるのも良くないのかなと思う。

そして結局自分は、CGの勉強をするが結局すぐに合わないと感じてしまって今では他の仕事をしているし、将来のことなんてどうなるかなんと分からないし、将来を早くにガチガチに決めすぎてしまうことで挫折した時に立ち直れなくなるということもあるんじゃないかな。

ただ今思うことは、将来の選択の柔軟性を持たせるためにも勉強は学生のうちにしっかりとしておくのは重要なんだなと今は凄く思う。
数学や国語そのものの勉強が大切という他に、分からないことを繰り返し勉強し知識にするという訓練が勉強なんだと思う。
古文なんて子供の時に思っていたとおり、大人になって役に立ったことはないけどそういったことも勉強して理解しようとする能力というのが大切なんじゃないかなと。

 

かなり話を脱線してしまったが「新・漂流家族 2019夏」の話に戻すが、キーとなっているのが再婚相手である佐々木義人さんです。
元プロレスラーということもあって、ガタイがよくかなり厳つくて見た目は恐いです。
そして怒ったときの言葉遣いも乱暴です。

だけど、この人は物凄く愛情のある本当に良い人だなととても感動させられました。

最初の結婚で、いきなり6人の連れ子と結婚するというだけでもかなりの覚悟がいることなのかなと思います。

ましてや長男長女は既に十代後半の思春期を迎えた男女で、共に生活することに苦労するだろうことは想像しやすいはずです。
しかし、それだけ美奈子さんの事を愛していたという事なのかもしれませんが、義人さんが凄いのは美奈子さんだけでなく連れ子も含めてしっかりと家族として愛情を持って接しているところです。

実の子供に対しても虐待をするような親が多い中で、実の子供でもなければ大人の事情を理解できていない小さい子供だけというわけではありません。
もう殆ど大人という大きさの子供に対しても、しっかりと本気でしかりつける様子には深い愛を感じました。

自分がその立場だとしたらと考えた時に、自分の子供であれば当然同じ様に将来に対して甘く考えていたり、バイトを無断欠勤したりというのを見たら怒ると思うが、再婚相手の大きくなった連れ子がそうしたとしたら「もう大人なんだから自分で責任取れ」という感じで、本人任せにしてそこまで面倒見られないという感じでほったらかしにしてしまいそうだなと思った。

人に対して「愛情を持って怒る」というのは、とても体力が必要でストレスになるものです。
その愛のある本気のぶつかり合いを連れ後に対してもできるって、なかなかできるものではないと思います。

星音が義人さんにバイトを無断欠勤した件で説教をされている時の反論の中で「今までお母さんが付き合った男はみんな口だけだった」みたいな表現がありましたが、実際はどんな人達でどの様に言われていたのかわかりませんが、なんとなく自分と血がつながっていない人間に適当に言われた振り回された経験があったとしたら、そう簡単に説教されたことを受け入れるのは難しいという間隔はなんとなく理解できます。

大人になってみると、何かの利益のために愛情のあるふりをして説教したり、守る気がない約束をするような人間を見ることもそこそこあるんですよね。
だけどこの佐々木義人さんの対応や表情を見ていると、本気で本当の家族になるために頑張っているんだなという感じがとても伝わってきます。

TV的には問題がないと面白くないのかもしれないけど、幸せな家族になってもらえるのを楽しみにして応援します。