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どうしたらいいのか?3才児を8日間家に閉じ込めて死なせてしまった虐待事件に思うこと

私の思うこと

先日、3歳児の稀華ちゃんに十分な食事を与えず、男に会うために8日間も子供一人で家に閉じ込めて死なせてしまうという事件が発覚し、とても衝撃的だった。

この事件は2010年に大阪で発生した、ガムテープでドアが開かないように塞いで50日間も放置して、子供二人を殺したという事件を思い出した。

事情はどうであれ子供に罪はない

今回の件はシングルマザーで色々な負担もあり、他人には把握できない事情もあるのかもしれない。
しかし、どんな事情があろうとも親無しには生きることができない幼い子供には一切の責任はないということだ。

幼い子供にとっては、どんな親であっても「全て」であり、どんな仕打ちを受けたとしても信じ続けている。

置き去りにされた間も、ずっと母親の帰りを待っていたと思うととても辛い気持ちになってくる。
虐待事件が発生する度に、どうして罪のない子がひどい目に合わなければいけないのかと思うが、それでも何度も繰り返され続けている。

どうしても自分で育てる自身がないならば、施設に預けるなどして、せめて子供の命を奪うことなく、その子にも未来を選択ができる道を与えて欲しい。
預けられない理由として、周りの目が気になったり、預けてもかわいそうなどと思ったりするのかもしれないが、死なせてしまうことよりよっぽどマシだ。

死なせてしまったら世間体どころか、結果的に自分自身の自由も未来も奪われることになり誰も報われることはないのだから。

ただ自分もこのような親の実際の理由が分からないので、他に問題がある可能性もあり理解することはできないのだが、なんとかこんな問題が起こらないようにできないかと日頃から考えている。

生い立ちについて

今回の事件と大阪の事件に関していくつか共通点が見られる。

  • シングルマザー
  • 20代前半
  • 自分も親から虐待を受けていた
  • 子供置き去りにするだけでなく外に出られなくしていた
  • 男に会うために置き去りにした

この中でも気になるのが「自分も親から虐待を受けていた」という情報があることだ。
これが事実だとすると、嫌な思いをしたとしても、自分にとって「全て」である時の記憶が虐待であるがために、自分が親になってから子供に対して虐待することに抵抗が薄かったりするのだろうか。

もちろん世の中には、自身が虐待を受けながらも立派に子供を育てている人もたくさんいるはずなので、「虐待を受けていた人間=虐待する人間」とは考えてはいけないが、全く関係がないとも言えないのかなと思う。

もう一つ気になるのが「シングルマザー」であることだ。
シングルマザーであることでの影響は非常に大きいのではないかなと思う、ただ当然シングルマザーにたいして避難するつもりは全く無い。
シングルマザーにいたる経緯も様々だが、ある種の被害者であるとも考えられる。

シングルマザーと虐待の関係

シングルマザーの場合、そうでない場合に比べて以下のような問題が考えられる。

  • 経済的な不安
  • 将来への不安
  • 育児と労働の両立の難しさ
  • 母親ではなく、女性としての不安・不満
  • 育児ストレス
  • 息抜きがしにくい

他にも問題があるかもしれないが、これらの問題は大きいのではないかと思う。
またこれらの問題に関して、前述した「自分も親から虐待を受けていた」という状況があることで問題を軽減しにくいということがあるかと思う。

現在も自身の親との関係が良好でないとした場合、人に頼ることが難しく
全ての問題を自分一人で抱えなければならないということだ。
ストレスが大きくなってしまうと、自分でも理解ができない行動をとってしまうことがある。
そのストレスが大きければ大きいほど、その理解できない行動の程度が異なってくるというのはありそうだ。

特に「経済的な不安」は問題の影響が大きいのではないだろうか。
それが全てではないが「お金」が十分にあれば、多くの問題もある程度解消することができる。
お金があればベビーシッターに預けて働きに行けるし、育児ストレスで息抜きが必要でも遊びにも行ける。

しかしお金だけでは解決できないかもしれない問題が「母親ではなく、女性としての不安・不満」だ。
どういうことかというと、「男に女性として扱われたい」という思い。

男を求めることに関して、元々のきっかけは経済的な問題を解消するための手段として相手を探しているとうのもあったりするのかもしれない。

もしくは、元々男を求めていたわけではないが、様々なストレスを抱える中で男性に優しくされたりしたことでストレスが緩和して心地よく感じるようになったというのもあるかもしれない。

こうなってしまうと優先順位が「子供<男」になってしまって、いつしか子供の存在が邪魔になってしまうというのも虐待関係では多いように感じる。

相手が見つかれば、自分も子供も幸せになれると当初は思っていたかもしれないが、子供の存在を邪魔に感じるようになってしまい育児を放棄してしまうならば、せめて子供の命だけは保証されるよう施設に預けるなどの選択をして欲しい。

子供にとって親が育ててくれることが一番良いと思うが、育てられないならばせめて命だけは保証してあげて欲しい。

どうしたら同じ悲劇を繰り返さないようにできるのか

虐待問題に関して全て解決することができるわけではないが「シングルマザー」となって負担を抱え過ぎることがなくなれば大きく軽減できるんではないだろうか。
ただシングルマザーになるまでの経緯があり、その中には相手からのDV被害等別れるしか選択肢を選べないこともあるので、シングルマザー自体を減らすというのは難しいかもしれない。

ではシングルマザーが抱える負担を軽減できる方法は無いかということだが、理想で言えばお金がかからずに自由で預けやすい施設を全国に何箇所もあったりしたら良いのかもしれないが、場所や人が多く必要で維持するための費用も相当なものであろうことは予想できる。
理想であっても現実的には難しいだろう。

預けるのに全くの無償での提供は難しいとして、待機児童問題を解消して預けやすい環境を作ることができたらある程度問題を減らすことはできるのだろうか。
しかしこの問題の背景にあるのが、保母さんなどの人手不足があったりする。
人手不足の原因に大きく影響しているのが「過酷な労働に対しての賃金のやすさ」である。
私の知り合いに保母さんが何人かいるが、子供に事故がないように神経を張りながら対応し、児童が帰ったら工作などの制作物の準備をしたりと労働時間も非常に長いのである。
それにも関わらず給料が非常に安い。時給換算したらアルバイトの方が稼げるんではないかという感じである。
児童教育に関心があったとしても、やはり現状を考えると実際に働くのを諦めてしまったり辞めてしまったりというのは仕方がないのかなという感じもする。

そして異性のパートナー探しもどうにかできないだろうか
やはり人間誰にも頼れずに一人で生きていくのはとても大変だ、シングルマザーで子供がいるのに相手を探すということに関してやりづらい所が現在もまだあるのかもしれない。
でも子供だけでなく母親自身の幸せも得られやすくする環境もどうにか改善することはできないだろうか。
この先現状から変わらないと感じてしまった時の絶望感と言ったら相当なものだろうから、今が大変でも報われるという未来への希望のようなものがあると違うんじゃないだろうか。

あと児童虐待に関しては、予め近所の人からの通報などもあるが結局の所その疑いに対して児童相談所が調査に言っても追い返されたりなどで真相が不明なまま事件が起こってから明らかになるということも珍しくないので、児童虐待に関してはもっと強制力のある権限をもたせるべきだと思う。
嫌がらせの通報などもあるのかもしれないが、それでも子供の命が守られるならばいいのではないだろうか。

物凄く難しいけど、子供の死だけは無くしたい

子供の虐待問題はとても大きな問題だと気になっていても、自分でもなにが問題でどうしたら良いのか答えを導くことができない。
具体的な行動ができていないうちは、ただの偽善者なだけかもしれないがなんとか問題を減らす仕組みを考えていきたい。
そのためにも、虐待という罪を犯してしまった母親に自身の経験や思いなど詳しく聞き少しでも改善に近づけられたらいいのだが
今の自分がそういった事ができる立場にはないので、どうしたら良いものか。

文才もなく何を言いたいのか分からない感じではあるが、「子供の虐待死だけは無くなって欲しい」というのは言いたい。
そして虐待をしてしまった人の言い分もあるかと思うので、その立場の人の意見なども聞いてみたいですね。